
トラビット(TORAbit)を使うと、どの英語力が伸びるのか。
申し込む前に知りたいのは、料金より先にここだと思います。
英語サービスを55社ぶん見てきて、AIが採点するアプリはこの1点で評価がほぼ決まっていました。
トラビットで確実に伸ばせる英語は、聞き取りと発音の精度 です。
音声変化を段階に分けて練習させ、その発音をAIが数秒でスコアにする作りだからです。
話す力は瞬間英作文とAI英会話で補えますが、相手が人ではない という上限が残ります。
読む力と書く力を狙うアプリではありません。
英語サービスを55社ぶん見てきた筆者が、公式サイトの記載を1つずつ並べて確かめました。
この記事を読めば、無料体験の7日間でどの機能から触ればいいかまで決まるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
アプリ全体の比べ方は英会話アプリを比較する基準|55社を見た私が10項目で採点したにまとめています。↓

トラビットで伸びる英語と伸びない英語の結論
トラビット(TORAbit)は、シャドーイング・瞬間英作文・AI英会話の3つを1つのアプリに入れた英語学習サービスです。
運営はトライズ株式会社(TORAIZ)で、英語コーチングのトライズと同じ会社になります。
この3つが、英語の4技能のどこに効くのかを5項目に割って採点しました。
| トラビットで伸びる度合い | そう採点した理由 | |
|---|---|---|
| 聞き取り | 伸びる | 音声変化を5段階に割って練習し、採点に回数の上限がない |
| 発音 | 伸びる | お手本との一致をAIが数秒でスコアにして、弱い音の位置が出る |
| 話す瞬発力 | 条件つき | 日本語から英語へ変える訓練はできるが、相手はAIで人ではない |
| 語彙と表現 | 条件つき | 業界別の教材で増えるが、覚える仕組み自体は用意されていない |
| 読む・書く | 対象外 | 長文読解や英作文の添削コースは用意されていない |
採点の結果が割れたのは、3つの機能が 同じ技能を重ねて鍛える作り になっていたからです。
シャドーイングで音を入れ、瞬間英作文で文を作り、AI英会話でその場に出す。
入口から出口までが音声に寄っているので、聞く力と話す力に強く、読み書きには届きません。
英語の試験で読解の点を上げたい人は、ここで別の道具を探したほうが早いです。
| 当たる技能 | 届かない技能 | |
|---|---|---|
| シャドトラ | 聞き取り・発音 | 語彙を覚える |
| フレトラ | 文を組み立てる速さ | 読解 |
| スピトラ | 会話の瞬発力 | 書く力 |
この採点で見たのは、機能の数ではなく「その機能が英語のどの筋肉に当たるか」でした。
アプリの紹介文は、どれも4技能すべてに効くように書かれています。
ただ、1つの機能が同時に鍛えられる技能は、現実には1つか2つです。
シャドーイングは音を聞いて真似る動作なので、当たるのは耳と口に限られます。
瞬間英作文は日本語を英語に変える動作なので、当たるのは文を組み立てる速さです。
この対応を1つずつ当てていくと、読む力と書く力に届く機能が1つも残りませんでした。
- 伸びるのは聞き取りと発音
- 条件つきで伸びるのは話す瞬発力
- 届かないのは読解とライティング
ここを曖昧にしたまま契約すると、3か月後に「思っていたのと違う」が起きます。
英語の勉強で失う時間は、お金より戻しにくいものです。
だから最初に、伸びる側と伸びない側をはっきり分けました。
同じ会社が運営する英語コーチングの中身はトライズの料金はいくら?結論から|1年間の総額と1時間単価を採点したで採点しています。↓

トラビットの英語トレーニングは3つに分かれる
トラビットの英語トレーニングには、3つの名前が付いています。
名前だけでは中身が分からないので、1つずつ何を鍛えるのかを並べます。
3つとも、やることは「声に出す」か「英語を組み立てる」のどちらかでした。
読むだけ・眺めるだけで終わる機能は1つもありません。
シャドトラの中身
シャドトラはシャドーイングのトレーニングで、6つのステップで進みます。
教材を選び、5段階の練習をし、テストを受け、採点結果を見て、理解度を確かめ、最後に日本語訳で答え合わせをする流れです。
練習の5段階は リスニングから始まり、オーバーラッピングを挟む 作りになっています。
そのあとプロソディシャドーイング、コンテンツシャドーイングへと段階が上がります。
独学でシャドーイングが続かない原因のほとんどは、この順番を飛ばしていきなり声に出すことです。
- リスニングで音を入れる
- オーバーラッピングで文字を見ながら重ねる
- プロソディシャドーイングで音とリズムを真似る
- コンテンツシャドーイングで意味を追いながら言う
- テストを受けてAIの採点を見る
段階の名前は難しく見えますが、やることは「見ながら言う」から「見ずに言う」へ移るだけです。
この移行をアプリ側が管理してくれるので、独学で起きる順番の崩れが起きません。
フレトラの中身
フレトラは瞬間英作文のトレーニングで、日本語を見てすぐ英語に変える練習をします。
作った英文はAIが添削し、その場で直すべき箇所が返ってきます。
市販の瞬間英作文の本といちばん違うのは、模範解答以外の言い方も判定される ところです。
紙の本では、自分の英文が正解かどうかを自分で判断するしかありませんでした。
合っているのに違う言い方を間違いと思い込む、という事故が減ります。
スピトラの中身
スピトラは、AIとその場で英会話をする機能にあたります。
会話が終わると総合スコアと文法の添削が出て、どこで詰まったかが記録として残る形です。
スピトラは 無料体験の期間中は3回まで です。
有料プランに入ると毎月使える扱いになります。
3つの関係を1枚にすると、次のようになります。
| 鍛える英語 | AIがやること | 1回の目安 | |
|---|---|---|---|
| シャドトラ | 聞き取り・発音 | お手本との一致を採点する | 5分から |
| フレトラ | 英作文の瞬発力 | 英文を添削して改善点を出す | 5分から |
| スピトラ | 会話の瞬発力 | 総合スコアと文法添削を出す | 1回の会話ごと |
トラビットでリスニングの英語が伸びる理由
5項目の採点でいちばん高く付いたのが、聞き取りの英語でした。
理由は2つあって、どちらもアプリの作りから来ています。
音声変化を見える化する
ネイティブの英語が聞き取れない原因は、単語力ではなく音声変化です。
単語を1つずつ知っていても、つながって消える音は別物として耳に届くからです。
シャドトラは、その 消える音の位置を画面に出す 作りになっています。
どこが弱く読まれるかを目で見てから声に出すため、耳だけで探す時間が消えました。
英語の音が崩れる場所は決まっているので、見える化した時点で半分は解決します。
崩れ方は大きく、つながる音・消える音・変わる音の3種類に分かれます。
教科書どおりに発音された音声しか聞いてこなかった人は、この3つで一気に落ちました。
単語の意味は全部知っているのに聞き取れない、という状態の正体がこれです。
- つながる音(単語の切れ目が消える)
- 消える音(語尾が落ちる)
- 変わる音(別の音に化ける)
練習の5段階が用意されているのは、この3種類を順番に処理させるためでした。
いきなり真似ようとすると、聞こえていない音をそのまま飛ばして読んでしまいます。
それを防ぐために、文字を見ながら重ねて読む段階が間に挟まっていました。
採点に回数の上限がない
シャドーイングの採点は 採点し放題 です。
人が添削するサービスは1日1本が上限で、返ってくるのは翌日になります。
同じ教材を5回やり直すという練習が、そのまま回数として積めるのはAI採点の側だけです。
英語の聞き取りは、どれだけ量を通したかでほぼ決まります。
その量に蓋がないことが、この採点の根拠です。
- 音声変化の位置が画面に出るので、耳だけで探さなくてよい
- 採点の回数に上限がなく、同じ教材を何度でも通せる
- 人の添削のように返却を待つ時間が発生しない
トラビットでスピーキングの英語が出る順番
話す英語については、採点を条件つきにしました。
伸びないわけではなく、伸びる範囲がはっきり決まっているという意味です。
日本語から英語へ変える
英語がパッと出てこない人の多くは、言いたいことが日本語で先に浮かぶ状態です。
フレトラはその日本語を見て英語に変える練習なので、詰まる場所をそのまま潰せます。
トラビット側の言葉では、英語フレーズを自動化する 訓練にあたります。
自動化というのは、考える前に口が動く状態のことです。
ここで伸びるのは、知らない表現を覚える力ではありません。
知っている表現を、考えずに取り出せる速さのほうです。
- 日本語から英語へ変える速さ
- 言い回しの選択肢の数
- 文法の崩れに自分で気づく力
英語が出てこない原因が語彙不足ではなく取り出しの遅さだった人ほど、この差は大きく出ます。
逆に、言いたいことを表す単語そのものを持っていない段階だと、効果は薄くなりました。
その場合は、先に中学レベルの動詞を取り出せるようにするほうが近道です。
瞬間英作文は、持っている材料を速く並べる訓練だからです。
AIが文法まで直す
スピトラでAIと会話したあとは、総合スコアと文法添削が残ります。
英会話のレッスンで多いのは、通じたからそのまま流されるという場面です。
通じたけれど文法が崩れていた箇所を、あとから文字で確かめられる点が違います。
ただし相手はAIなので、相づちや沈黙の気まずさ までは再現されません。
人と話す緊張に慣れる工程は、別で用意する必要があります。
自習と人のレッスンをどう分けるかはシャドーイングはスクールで習うべきか|自習との分担を5項目で決めるで整理しました。↓

トラビットの英語教材2,000本の中身
どの英語力が伸びるかは、教材の中身でも決まります。
教材は 2,000以上 あります。
レベル別・ジャンル別・業界別の3つの軸で分かれている形です。
| 公式サイトに書かれている中身 | |
|---|---|
| 本数 | 2,000以上 |
| レベル | 初心者から上級者まで |
| ジャンル | 日常会話・ビジネス・文法 |
| 業界別 | IT・金融・医療 |
| 1回の長さ | 1日5分から取り組める単位 |
業界別の教材があることは、仕事で英語を使う人にとって大きい差になります。
医療や金融の会議で出る単語は、日常会話の教材をいくら回しても出てこないからです。
逆に、旅行で困らない程度の英語が目的なら、この分け方は使い切れません。
1日5分からという単位も、英語を毎日続けるかどうかに直結しています。
30分まとめて取る前提の教材は、忙しい週に真っ先に飛ぶからです。
- まず日常会話のレベルで点を安定させる
- 次にビジネスの教材へ移る
- 業界別はいちばん最後でよい
教材の数が多いアプリで起きがちな事故は、レベルの選び間違いでした。
背伸びして上のレベルを選ぶと、採点が低く出続けて手が止まります。
採点アプリは点が動くことで続くので、最初は下のレベルから 入ったほうが結果的に速いです。
業界別の教材に進むのは、日常会話のレベルで点が安定してからで間に合います。
仕事で使う英語を急ぐ人ほど、この順番を飛ばしたくなります。
ただ、専門用語は読めば分かるものが多く、聞き取れない原因は 専門用語ではなく音のほう でした。
トラビットで英語が伸びない3つの条件
採点を公平にするため、伸びない側の条件も並べます。
機能の範囲から外れる使い方は、次の3つでした。
- 読解や英文ライティングの点数を上げたい
- 直し方まで人に指示してほしい
- 月に数回しか開かない
1つ目は単純で、読解のコース自体が用意されていません。
2つ目は、AI採点の性質から来ます。
点数とずれた位置は出ますが、次に何を練習すべきか を決めるのは自分です。
そこを人に任せたい人は、コーチが付くサービスを選んだほうが納得できます。
3つ目は料金の形から来る話です。
採点が使い放題でも、月額は回数に関係なく同じだけかかります。
月に2回しか開かない月は、1回あたりの単価が跳ね上がる計算になります。
| 12か月プランでの1回あたり | |
|---|---|
| 毎日5分 | 約78円 |
| 週3回 | 約182円 |
| 週1回 | 約583円 |
12か月プランの月2,333円(税込)を1日あたりに割ると、おおよそ78円です。
毎日5分やれば、1回あたり78円の練習になります。
週に1回しか開かなければ、1回あたりは580円を超えました。
同じ料金でも、開く回数で価値が7倍以上ずれるのがこの形の特徴です。
週に何回開けるかが 読めない人は、1か月プランで実際の回数を数えてから決めると損がありません。
12か月プランは安いぶん、続かなかったときの取り返しがききません。
トラビットの英語学習を他社アプリと比べた
AIが英語を採点するアプリは、トラビット以外にもあります。
何を採点するかが違うので、鍛えられる英語も変わります。
| トラビット(TORAbit) | ELSA Speak | |
|---|---|---|
| 採点するもの | シャドーイングの発音と音声変化 | 単語と文の発音 |
| 鍛える英語 | 聞き取り・発音・英作文の瞬発力 | 発音の精度 |
| 教材 | 2,000以上で業界別まである | 発音課題が中心 |
| 無料で試せる | 7日間 | 無料プランあり |
| 合う人 | 聞き取りごと直したい人 | 発音だけを詰めたい人 |
発音の精度だけを上げたいなら、発音に特化したアプリのほうが寄り道がありません。
一方で、聞き取りから直したい なら、音声変化を扱うトラビットの側になります。
英語が聞こえない状態のまま発音だけ磨いても、会話の往復は成立しないからです。
人が添削するシャドーイングのサービスと比べると、分かれ目は回数と速さでした。
人の添削は、直し方の指示まで文章で返ってくる代わりに1日1本が上限です。
AIの採点は、直し方までは出ない代わりに回数に蓋がありません。
- 回数の上限があるかどうか
- 直し方の指示が付くかどうか
- 返ってくるまでの時間
自分で原因を読み取れる人はAI側が速く、読み取れない人は人の添削側が確実という分かれ方になります。
値段の差も、この違いから出ていました。
人が1本ずつ聞いて書く作業には人件費がかかるので、月額はおおむね数倍 になります。
安いほうが得かどうかは、直し方を自分で決められるかで変わりました。
英語学習の経験が長い人ほど、AI採点のほうが手数を稼げます。
発音アプリ側の採点はELSA Speakの評判は?英語サービス55社を見た私が10項目で採点したにまとめています。↓

トラビットの英語学習にかかる料金と無料体験
英語がどこまで伸びるかを決める前に、いくらかかるのかを並べます。
プランは3つに分かれます。
| 月あたり(税込) | 月あたり(税抜) | 支払総額(税込) | |
|---|---|---|---|
| 1か月プラン | 3,780円 | 3,436円 | 3,780円 |
| 6か月プラン | 2,830円 | 2,573円 | 16,980円 |
| 12か月プラン | 2,333円 | 2,121円 | 28,000円 |
12か月プランには38%OFF、6か月プランには25%OFFの表示が付きます。
現時点で公式のキャンペーンはありません。
無料体験は 7日間 で、無料期間のうちに解約すれば料金は発生しません。
クレジットカードを登録したあとでも、解約はいつでもできます。
iOSのアプリで課金した場合だけ、更新日の24時間前までに手続きが要ります。
この7日間で確かめるべきなのは、自分の弱い音が画面に出るか の一点です。
教材の数や画面の使いやすさは、1週間ではほとんど差になりません。
7日間で見るべきものを3つに絞ると、次のようになります。
- 自分の弱い音が画面に出るか
- 同じ教材を繰り返したとき点が動くか
- 自分のレベルに合う教材が十分あるか
この3つが揃っていれば、残りの期間は料金プランを選ぶだけになります。
対応する端末はiOSが17.0以上、Androidが9.0以上で、ブラウザ版も用意されています。
トラビットの英語学習のよくある質問
トラビットで英語を始める前に多い質問をまとめました。
- トラビットで英語の読解力は伸びますか?
-
読解のコースはありません。
伸ばせるのは聞き取り・発音・英作文の瞬発力の範囲です。
- トラビットの料金はいくらですか?
-
1か月プランが月3,780円(税込)、6か月プランが月2,830円(税込・総額16,980円)、12か月プランが月2,333円(税込・総額28,000円)です。
税抜ではそれぞれ3,436円、2,573円、2,121円になります。
- 英語が初心者でもトラビットは使えますか?
-
教材はレベル別に分かれていて、初心者から上級者までが対象です。
低いレベルの教材から始めれば、採点が極端に低く出て止まることは避けられます。
- 1日どのくらい英語を学習すればいいですか?
-
目安は1日5分からです。
採点に回数の上限がないので、時間が取れる日は同じ教材を繰り返す使い方になります。
- トラビットのAI英会話は無料体験でも使えますか?
-
無料体験の期間中は3回まで使えます。
有料プランでは毎月利用できる扱いです。
- パソコンでも英語の学習はできますか?
-
ブラウザ版があるので使えます。
アプリはiOS 17.0以上、Android 9.0以上が対象です。
トラビットで英語を伸ばすためのまとめ
トラビットで伸びる英語を、採点の結果としてまとめます。
| トラビットの結論 | |
|---|---|
| ひとことで言うと | 聞き取りを音から直したい人のためのアプリ |
| 強く伸びる英語 | リスニングと発音 |
| 条件つきで伸びる | 話す瞬発力と業界の語彙 |
| 伸ばせない英語 | 読解とライティング |
| 合う人 | 1日5分を毎日積める人 |
英語のどこを直したいかが決まっていれば、このアプリで足りるかは7日間で判断できます。
最初に触るのはシャドトラで、自分の弱い音が画面に出るかだけを見てください。
そこが出るなら、残りの機能は付いてくる形になります。
- 自分より少し下のレベルの教材を1本選ぶ
- 同じ教材のシャドトラを5回繰り返す
- 1回目と5回目の採点の差だけを見る
英語の勉強は、やることを増やすほど続きにくくなりました。
3つの機能が入っていると、全部やらなければいけない気になります。
ただ、採点でいちばん高く付いたのはシャドトラ1つでした。
聞き取りを1点に絞って毎日5分積むほうが、半年後の差は大きく出ます。
合わなければ、無料期間のうちに解約すれば料金はかかりません。
\7日間は無料で試せる/
シャドーイングの採点が7日間使い放題になる
アプリ全体をどの基準で選ぶかは英会話アプリを比較する基準|55社を見た私が10項目で採点したもあわせて読んでみてください。↓

参考文献
以下はすべてTORAbit(トラビット)公式サイトのページです。


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