アクエス英会話(AQUES)の料金を調べている人が本当に知りたいのは、金額そのものではないと思います。
知りたいのは「自分にとって、その金額を払う価値があるのか」のほうです。
この記事は、その1点を検証します。使うのは、お試し7日間を実際に受けた1人の記録と、公式ページの表示だけです。
話を聞いたのは小川汐里さん。元看護師で、0歳と2歳を育てながらお試しレッスンを受けた方です。
ポイントは、この方が超初心者ではないことです。英検準2級を持ち、自己申告は「初級レベルだったら話せる」。中学・高校の英語のテストは毎回90点台だったと書いています。
そして受講が終わったあとも、「やっぱり高いですね」と言い続けました。この記事は、その「高い」がどこから来ているのかを分解します。

【この記事を書いた人:高正熊生】オンライン英会話の受講&取材経験は合計50社以上・TOEIC920・英検準一級・VERSANT50・留学(大学/語学/ワーホリ)・外資系/海外勤務経験あり・海外在住歴12年・シャドテンアンバサダー(シャドーイング歴1年以上)X(旧Twitter)・YouTube・note
結論|アクエスの料金は「今どこにいるか」で評価が割れる
先に結論を書きます。
アクエス英会話の料金が高いか安いかは、サービスの側では決まりません。受ける人が今どのレベルにいるかで決まります。
| 受講前のレベル | 料金の受け止め方 |
|---|---|
| 英語をまったくやってこなかった人 | 本人いわく「初級の方が中級レベルを目指すのにはとてもいい」 |
| 学び直したい人 | 同じくおすすめに挙げられている |
| 初級レベルなら話せる人(=この証言者) | 「やっぱり高い」「コスパ悪いのかな」 |
つまりこの記事の証言者は、アクエスがいちばん想定している層の一歩外側にいました。だからこそ、料金への評価が辛口のまま最後まで動きませんでした。
自分がどちら側にいるかを見極めることが、そのまま料金の判断になります。
アクエスの料金を「高い」と言った人の英語レベル
この記事の結論は、証言者がどのレベルにいたかで意味が変わります。先に人物を出します。
| 項目 | 本人の申告 |
|---|---|
| 英語の資格 | 英検準2級 |
| 学生時代の成績 | 中学・高校の英語のテストは毎回90点台 |
| 英語を使った経験 | ゲストハウスで外国人宿泊者と数週間交流/勤務先が外国人スキー客の多い病院で、冬季は1日3〜4人の看護にあたった |
| 海外旅行 | 経験なし |
| 自己申告のレベル | 「初級レベルだったら話せる」 |
一方で、英語の悩みについてはこう書いています。
「ネイティブの方の言っていることが分からない。5単語以内の短い文章であれば理解できるが、それ以上の長い文章になると全く理解できなくなってしまう」
つまり読み書きの土台はあるが、会話が止まるタイプです。ゼロからのスタートではありません。この位置にいる人が「高い」と言った、という前提で以降を読んでください。
アクエスの料金(2026年9月12日時点の公式表示)
判断の前に、事実を置きます。以下は2026年9月12日に公式ページで確認した表示です。
| 区分 | 表示 | 内容 |
|---|---|---|
| お試しレッスン | ¥19,800 | 7回×50分 |
| 本コース(下限) | 439,780円 | 週3回/年間144回 |
| 本コース(上限) | 591,580円 | 週7回/年間336回 |
いずれも税込・税抜の別は表示されていませんでした。お試しの支払い方法は、クレジットカードまたは銀行振込と表示されています。
あわせて、公式ページには1回のレッスン時間は50分〜150分、受講できる時間帯は5:00〜25:00、予約の変更は24時間前まで、予習・復習は0時間、完走率は97%以上と書かれていました。
金額は変わります。申し込む前に、必ず申込フォームの表示を自分の目で確認してください。
アクエスの料金を「時間あたり」に割り直す
年間の総額だけを見ても判断できません。時間あたりに割ります。
ここから先は、公式に表示されていた数字を割り算しただけです。新しい情報は足していません。
| プラン | 年間の表示額 | 年間の受講時間 | 1時間あたり |
|---|---|---|---|
| 週3回(年間144回) | 439,780円 | 120時間(50分×144回) | 約3,665円 |
| 週7回(年間336回) | 591,580円 | 280時間(50分×336回) | 約2,113円 |
ここで効いてくるのが、公式が書いている「予習・復習0時間」という一行です。
つまりアクエスの料金は、「教材」ではなく「拘束された学習時間そのもの」に対して払う形になっています。自分で机に向かう時間を前提にしていません。
ここが、この料金の正体です。自分ひとりでは机に向かえない人ほど、この形は意味を持ちます。逆に、自分で勉強を回せる人ほど、割高に感じます。
1日あたりに直すとこうなる
本コースは1年の契約です。365日で割ると、次のようになります。
| プラン | 年間の表示額 | 1日あたり |
|---|---|---|
| 週3回 | 439,780円 | 約1,205円 |
| 週7回 | 591,580円 | 約1,621円 |
ただし誤解しないでください。週3回のプランなら、レッスンが無い日にも同じだけ費用が発生しているという見方をするための数字です。毎日レッスンがあるという意味ではありません。
それでも、この形まで割っておく価値はあります。月額制のオンライン英会話と土俵を揃えられるからです。
アクエスの料金で実際に手に入ったもの
費用対効果を語るなら、払った側だけでなく得た側も出さなければ意味がありません。
7日間で何が手に入ったのか。本人の言葉から拾います。料金には辛口だった人が、ここだけは強く評価しました。
いちばんの収穫は「置き換え」という考え方
日本人講師から教わった、言いたいことが英語にならないときの回し方についてです。この考え方自体を知らなかったと本人は話しています。
「ああ、こういうふうに言えばいいんや、みたいな。かなり勉強になりました」
しかも、翌日のレッスンですぐ使えたそうです。
「パッと単語が出てこない時は、分かる単語をボンボン言いながら、なんとか相手に伝えていくみたいな感じでやってました」
単語を覚え直すのではなく、持っている単語の使い回し方を変える。これは1日で身につく種類の学びです。
7日間で日常の中に英語が入ってきた
英語そのものの変化については、本人はこう表現しています。
「言いたかったんだけど言えなかったな、ということが結構あったりして、日常生活の中でも『もしこういうこと聞かれたらどう答えようか』みたいなのを、ちょこちょこ考えるようになったりしてて」
「ちょっと英語脳になりつつあったのかな、というふうには思いました」
7日間で「話せるようになった」とは言っていません。言えなかった悔しさが残り、それを日常で反芻するようになったという変化です。
外国人と話す楽しさを思い出した
もう1つ、本人が挙げたのが文化の違いに触れられたことでした。
「日本ではどんなスポーツがメジャーなのか」と聞かれて野球やバレーと答えたところ、講師から「野球は見たことがない」と返ってきたそうです。
「やっぱり外国人の方とお話しするのは楽しいな、というふうに思い直すことができたなと思いました」
この3つが、19,800円で実際に手に入ったものです。高いと感じるか、見合うと感じるかは、ここを見て判断してください。
「初級なら話せる人」がアクエスの料金をどう見たか
ここからが本題です。
証言者は受講の前も、受講の後も、一貫して「高い」と言い続けました。まず受講前の回答用紙から。
「お試しレッスンで2万円弱かかるのでぼったくりかなと思った」という、受講前の率直な一文が残っています。
「他のオンライン英会話と差別化したこだわりなどがたくさんあるため、価格が高騰してしまうのも仕方がないとは思うのですが、本当に価格に見合った成果が得られるのか?と不安に感じてしまう」
そして7日間を終えたあとのインタビューでも、評価は変わりませんでした。
「いや、やっぱり高いですね。なんかその、高いだけの効果が感じられればいいんですけど」
「みんな同じカリキュラムでこの値段だと、ちょっと高いかなというふうには思いました」
ここは正直に書いておきます。サービスを受けて満足度が上がっても、料金への評価は上がりませんでした。
しかも、講師や事務局への評価は10点満点で10点をつけています。人への評価は満点、料金への評価は辛口。この2つが同時に成立していました。
アクエスの料金が高く感じた3つの理由
「高い」の中身を分解します。本人が挙げた理由は3つでした。
理由1|カリキュラムが全員同じだから
「デメリット1つ目は、やっぱり個人個人に合ったカリキュラムではないという点ですかね」
「みんな同じレッスンを同じ教材で……自分がミスしたところを集中的にやるとかではなくって、もう全部何回も何回もやっていくという感じ」
本人は、これを時間の使い方の問題として受け止めています。「自分が間違えた、分からなかったところを何度も練習していけたらいいのに」と話しました。
理由2|発音練習が簡単すぎて省けなかったから
毎回10分ほどの発音練習について、本人はこう言っています。
「私的には、それはちょっと簡単すぎて……時間がもったいない」
そこで運営に省略を相談したところ、返ってきたのは「大事なレッスンなので省くことはできませんよ」という返答でした。
「10分やっていたのを5分に短縮することはできるけど、省くことはできない」と説明されたそうです。短縮は可、省略は不可。
ただし本人は、同じ口でこうも言っています。
「でも、できない人がいっぱいいるので、そういう人にとってはすごくいいと思います」
同じ10分が、人によって無駄にも価値にもなる。これがレベル別に割れるということの中身です。
理由3|1年後に話せる自信が持てなかったから
いちばん重い一言がこれでした。「1年やったら話せるようになりそうだと思いましたか」という質問に対する答えです。
「いや、正直それは難しいだろうなというふうには感じました」
「なんか中学校の英語の授業に近いような感じがあって、自分の考えた文章を英語にして話すというよりかは、決められた文章を英語に直すみたいな感じなので」
ここは、お試し7日間を受けた人の率直な見立てとして、そのまま置いておきます。1年受けた場合にどうなるかは、この記事の材料では判断できません。
ただ、「決められた文章を英語に直す形」が自分に合うかどうかは、お試しの7回で確かめられます。ここを確かめるために19,800円を使う、という考え方はできます。
アクエスの料金の印象が動いた瞬間
面白いことに、インタビューの途中で彼女の評価が一度だけ動いています。
きっかけは、本人のこの一言でした。
「月々数千円みたいな相場とかよく聞くんですけど、なんか年間いくらって出されると、ちょっと安いのか高いのかよく分からない」
そこで取材者が、他社のオンライン英会話は1回25分が一般的であるのに対し、アクエスは1回50分であるという構造の違いを説明しました。
すると、答えがこう変わります。
「そう考えると、まあいいのかなとは思います。まあまあ、まずまずかな」
「高い」から「まずまず」へ。動かしたのは値引きではなく、比べ方の情報でした。
年間の総額だけを見せられると、人は判断できません。本人が「安いのか高いのかよく分からない」と言ったとおりです。
だから1回あたり・1時間あたりに割ってから比べてください。前の章の数字が、そのまま使えます。
なお本人は、「もうちょっと安かったらありがたい」としながら、「でも、そのカリキュラムとかそういう点が満足できたら、もしかしたら加入していた可能性はありますね」とも話しています。
金額そのものが拒否されたわけではありません。中身が合っていれば妥当と考えられる、という線でした。
アクエスの料金が見合う人・見合わない人(本人の線引き)
インタビューの最後に、本人がおすすめする人・しない人を自分の言葉で挙げています。そのまま出します。
料金が見合うと本人が挙げた人
- 今まで英語の勉強をしたことがない人(「学校の授業で英語がなかった中高年の方」と説明)
- 学校で英語はあったが真面目に聞いていなかったので、学び直したい人
- 子育て中で忙しい人(「対面式のスクールだと子供を連れていくのが大変」)
本人の言葉では、「初級の方が中級レベルを目指す、ちょっと英語を理解できるようになるみたいなレベルを目指すのには、とてもいいのかな」という表現でした。
料金が見合わないと本人が挙げた人
- 日本語を英語に直す練習が簡単すぎる人(=この証言者自身がここに入ります)
- 英語の習得を急いでいない、小さい子どもがいる人(「途中で子どもがぐずったりして、まるまる50分しっかり受けられなかったりする」)
2つ目は少し意外かもしれません。本人は子育て中の人におすすめだと言った直後に、「急いでいないなら、今じゃなくていい」という趣旨の線を引いています。
理由は「時間が集中できないともったいない」から。1回50分という長さが、そのまま裏目に出るという指摘です。
アクエスの料金と一緒に見ておく時間の条件
料金は、使い切れて初めて意味を持ちます。時間の条件も一緒に確認してください。
| 項目 | 内容 | 出どころ |
|---|---|---|
| 受講できる時間帯 | 5:00〜25:00 | 公式(2026年9月12日 取得) |
| 1回のレッスン時間 | 50分〜150分 | 公式(2026年9月12日 取得) |
| 予約の変更 | 24時間前まで | 公式(2026年9月12日 取得) |
| 予習・復習 | 0時間 | 公式(2026年9月12日 取得) |
| お試しの時間帯 | 朝9時から23時まで | 受講者の記録 |
| お試しの間隔 | 2回目以降は中2日が必要 | 受講者の記録 |
注意したいのはお試しと本コースで条件が違う点です。本人の回答用紙には、こう書かれています。
「本会員として入会したら日曜祝日問わず朝5時から夜1時まで受講することができるが、お試しレッスンでは朝9時から夜23時までしか受講できない点がデメリットに感じました」
早朝に受けられることを決め手にしている人は、お試しの段階ではその価値を確かめられません。ここは先に知っておいてください。
アクエスの料金を判断する前にやる3つ
ここまでを踏まえて、申し込む前にやることを3つに絞ります。
1|自分が「初級なら話せる」側かどうかを決める
この記事の証言者は、英検準2級で、外国人と実際に話した経験もある人でした。その人が「高い」と言いました。
自分が同じ位置にいるなら、同じ感想を持つ可能性が高いと考えておいたほうが安全です。逆に、まったくの初めてなら、この証言はそのままは当てはまりません。
2|総額ではなく1時間あたりで他社と比べる
年間の総額のまま比べると、判断が止まります。週3回で約3,665円/時間、週7回で約2,113円/時間という数字を持って比較に入ってください。
比べるときは、相手のレッスンが1回何分なのかも必ず確認してください。1回の長さが違えば、月額を並べても比較になりません。
3|お試しの7回を「判断を買う費用」として使う
お試しは7回×50分で19,800円(2026年9月12日 取得・税込税抜の別は表示なし)。安い金額ではありません。
ただし、本コースは439,780円からです。40万円台の判断を19,800円で確かめる、という使い方はできます。
そのとき確かめるべきは、次の3点に絞られます。
- 決められた文章を英語に直す形が、自分に合うか
- 毎回の発音練習が、自分にとって必要か余りか
- 1回50分を、生活の中で確実に確保できるか
なお、教材のレベルは最初に自分で選ぶ形だったとのことです。本人は「中ぐらい」を選んで合わなかったと話しています。ここを外すと7回ぶんがまるごとズレます。
アクエスの料金についてよくある質問
アクエス英会話の料金はいくらですか?
2026年9月12日時点の公式表示では、本コースが439,780円(週3回・年間144回)から591,580円(週7回・年間336回)、お試しレッスンが7回×50分で¥19,800です。いずれも税込・税抜の別は表示されていません。金額は変わることがあるため、申し込む前に公式の表示を確認してください。
アクエスの料金は1時間あたりいくらですか?
公式の表示額を割ると、週3回(年間144回・120時間)で約3,665円、週7回(年間336回・280時間)で約2,113円になります。回数の多いプランほど1時間あたりは下がり、支払う総額は上がります。
アクエスの料金は高いですか?
受講前のレベルによって評価が割れます。今回話を聞いた「初級レベルなら話せる」方は、受講後も「やっぱり高い」「みんな同じカリキュラムでこの値段だとちょっと高いかな」と話しました。一方で、同じ方が「今まで英語の勉強をしたことがない人」にはおすすめだとも話しています。
アクエスの料金に予習・復習の時間は含まれますか?
公式ページには「予習・復習 0時間」と表示されています(2026年9月12日 取得)。自宅学習を前提にしない形のため、レッスン時間そのものに対して払う料金だと考えると分かりやすくなります。
アクエスの支払い方法は何がありますか?
お試しレッスンについては、申込フォームにクレジットカードまたは銀行振込と表示されていました(2026年9月12日 取得)。本コースの分割払いについては今回の実測範囲では確認できていないため、運営へ直接お問い合わせください。
まとめ|アクエスの料金は自分の現在地で決まる
最後に、この記事で分かったことを1行にします。
アクエスの料金は、ゼロから始める人には見合い、すでに少し話せる人には割高に映る。
これは、7日間を受けた1人が、講師と事務局に満点をつけながら、それでも「やっぱり高い」と言い続けた記録から出た答えです。
そしてその人は、「今まで英語の勉強をしたことがない人にはとてもいい」とも言いました。矛盾ではありません。合う人と合わない人が、はっきり分かれるということです。
自分がどちら側にいるか。それを決めてから、金額を見てください。順番を逆にすると、必ず迷います。

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