英会話スクールに通い始めて数か月たつと、カウンセラーとの面談が組まれることがある。
席に着いて最初に聞かれるのは、たいてい「最近どうですか」という一言だ。
まあまあです、と答えて、少し雑談をして、次回の日程を決めて三十分が終わる。
この記事では、英語サービスを長く見てきた立場で、受講中の定期面談を近況報告で終わらせず、学習計画を書き換えるために使う持ち込み方を出す。
扱うのは入会したあとの面談だけで、入会前の無料カウンセリングや体験レッスンの相談は対象にしていない。
面談は、手ぶらで座れば雑談になり、材料を持って座れば設計の場になる。
この記事の内容は2026-09-17時点の一般的な運用にもとづく。面談の頻度・担当者の役割・コース変更の可否はスクールごとに異なるため、最終的な条件は契約書面と各社の公式サイトでご確認ください。

【この記事を書いた人:高正熊生】オンライン英会話の受講&取材経験は合計50社以上・TOEIC920・英検準一級・VERSANT50・留学(大学/語学/ワーホリ)・外資系/海外勤務経験あり・海外在住歴12年・シャドテンアンバサダー(シャドーイング歴1年以上)X(旧Twitter)・YouTube・note
【結論】英会話スクールの受講中カウンセリングは「報告の場」ではなく「計画を直す場」にする
先に結論を書く。
受講中カウンセリングで決めるべきものは、調子の良し悪しではなく、次の一区切りで何を変えるかの一点だ。
面談の価値は、話した時間の長さではなく、席を立つときに決まっていることの数で決まる。
| 面談の使い方 | 席で話すこと | 帰るときに残るもの |
|---|---|---|
| 報告として使う | 最近の調子・進み具合 | 次回の日程だけ |
| 相談として使う | 困っていることの共有 | 励ましと一般的な助言 |
| 計画の修正として使う | 数字・詰まった場面・変えたいこと | 次回までにやること1つ |
三つのうち、三番目だけが受講の中身を動かす。
そして三番目にするために必要なのは、意欲ではなく事前の準備だ。
準備が無い面談は、担当者がどれだけ優秀でも近況報告にしかならない。
準備といっても、前日に十五分あれば足りる。
受講中カウンセリングが「調子はどうですか」で終わってしまう構造
面談が雑談で終わるのには、受講者の意欲とは別の理由がある。
カウンセラーは同時に何十人もの受講者を担当していることが多い。
面談の前に手元にあるのは、出席の記録と、講師が残した短いコメントくらいだ。
その材料しか無い状態で話を始めると、最初の質問は「調子はどうですか」から入るしかない。
そこで受講者が「まあまあです」と返すと、話を進める足場が消える。
| 面談に持ち込まれる材料 | 誰が持っているか | そこから話せること |
|---|---|---|
| 出席・予約の記録 | スクール | 通えているかどうか |
| 講師の短いコメント | スクール | 授業中の印象 |
| 自習の量 | 受講者だけ | 伸び悩みの原因 |
| 言えなかった場面 | 受講者だけ | 次に扱う内容 |
| 変えたい気持ち | 受講者だけ | コースや教材の調整 |
表の下三行は、受講者が口に出さないかぎり面談に登場しない。
面談が動かないのは担当者の熱意の問題ではなく、材料が片側に偏っているからだ。
だから最初に動くのは受講者のほうになる。
受講中カウンセリングの目的は、受講者側が先に決めておく
面談には議題が用意されていない。
議題が無い打ち合わせは、その場でいちばん話しやすい話題に流れていく。
だから席に着く前に、自分で議題を一つ決めておく。
- いま伸び悩んでいることを一つ書く
- それを面談でどう扱いたいかを書く
- 相手に何を判断してほしいかを書く
面談の目的は「相談する」ではなく「何かを決めて帰る」に置く。
決めることが一つあれば、残りの時間は雑談でも構わない。
むしろ雑談の中に、担当者しか知らない情報が混ざっていることがある。
議題を決めずに座ると、次の面談までの三か月が前回とまったく同じ内容で過ぎる。
同じ内容で過ぎた三か月は、契約期間から差し引かれていく。
受講中カウンセリングに持ち込む3点は「数字・詰まった場面・変えたいこと」
持ち込むものは三つでいい。
数字と、詰まっている場面と、次の一か月で変えたいことだ。
| 持ち込むもの | 相手に分かること | 相手ができること |
|---|---|---|
| 数字 | 学習量の実際 | 量に対する打ち手の提案 |
| 詰まった場面 | つまずきの中身 | 扱う教材と課題の指定 |
| 変えたいこと | 本人が向かいたい方向 | コース・講師・頻度の調整 |
この三つは、どれもスクール側が持っていない情報だ。
数字は自宅での記録、場面はレッスン中の実感、変えたいことは本人の意思にしか無い。
三つとも自分しか持っていないので、出さなければ面談の材料はゼロのまま始まる。
紙一枚、あるいはメモアプリ一画面に書いて持っていけば足りる。
清書は要らないし、誤字があっても面談は進む。
受講中カウンセリングに数字として何を持っていくか
ここでいう数字は、正確である必要がない。
傾向が分かる粗さで十分だ。
| 数字 | 測り方 | 面談で使えること |
|---|---|---|
| 受講回数 | 直近三か月の受講と欠席の数 | 通うペースが保てているかの確認 |
| 自習時間 | 一週間あたりのおおよその合計 | 課題の量が現実に合っているかの判断 |
| 言えなかった表現の数 | レッスン中に詰まった回数を正の字で数える | 次に扱う文法と語彙の指定 |
| 使えた新しい表現の数 | 授業で習った表現を実際に使えた回数 | 定着しているかの目安 |
数字があると、話の土台が「気分」から「事実」に変わる。
自習が週二時間なのか週六時間なのかで、提案されるべき打ち手はまったく違う。
週二時間なら課題を減らす話になり、週六時間なら内容を変える話になる。
数字を出さないと、返ってくる助言は「もう少し復習しましょう」の一段階で止まる。
記録を取っていなかった場合は、面談の前の一週間だけ数えて持っていけばいい。一週間でも、ゼロよりはるかに話が進む。
数えた紙はそのまま次回の比較材料になる。
詰まっている場面は「いつ・何を言おうとして・何が出たか」で出す
面談でいちばん多い言い方は「なかなか話せるようになりません」だ。
この言い方に対して返せる答えは、続けていきましょう、しか無い。
抽象的な悩みには、抽象的な答えしか返らない。
- いつの場面か(レッスンのどの活動か、仕事や旅行のどの場面か)
- 何を言おうとしたか(日本語のままでいい)
- 実際に口から出たものは何だったか
この三点が書かれた紙が一枚あれば、それだけで面談の議題として成立する。
たとえば、会議で反対意見を言おうとして but しか出てこなかった、と書いたとする。
これだけで、扱うべき文法も語彙も次の課題も決まってしまう。
場面を一つも出せないまま面談に行くと、話は教材の進み具合の確認だけで終わる。
場面は二つあれば十分で、三つ以上あると時間が足りなくなる。
次の一か月で変えたいことは一つに絞る
変えたいことを五つ並べると、結局どれも実行されない。
面談で合意するのは一つでいい。
一つに絞るときの基準は、次の面談で「やったかどうか」を確認できる形になっているかだ。
| ぼんやりした言い方 | 確認できる形に直したもの | 次の面談での確認点 |
|---|---|---|
| もっと話す | レッスン中に自分から質問を三回する | 三回できた回数 |
| 単語を増やす | 仕事で使う動詞を週に十個だけ覚える | 覚えた数と使えた数 |
| 復習をする | 毎週日曜に前週のレッスンを音読で復習する | 実行できた週の数 |
| 発音を直す | 毎回のレッスンで一つだけ指摘をもらう | 指摘された音の一覧 |
確認できる形に落とすと、次の面談が前回の続きから始まる。
確認できない形のまま合意すると、次の面談でまた同じ話を最初からやり直すことになる。
直す作業そのものは、その場で一分あれば終わる。
カウンセラーに「これ、次回どう確認しますか」と聞けば、相手が形にしてくれることも多い。
カウンセラーと講師は、見ている情報がそもそも違う
多くのスクールで、カウンセラーと講師は別の人だ。
講師はレッスン中の発話を見ていて、カウンセラーは契約と進捗を見ている。
| 役割 | 見ているもの | 頼めること | 頼んでも動かせないこと |
|---|---|---|---|
| 講師 | 授業中の発話・理解の様子 | 扱う内容・訂正の量・話す時間の配分 | コースや料金の変更 |
| カウンセラー | 受講の記録・契約の内容・目標 | 講師の変更・コース変更・頻度の調整 | 授業中の細かい進め方 |
| 受講者 | 自習の量・詰まった場面・目的 | 両方への橋渡し |
この二人は、受講者が橋渡しをしないかぎり同じ絵を見ていない。
講師に言ったことがカウンセラーに伝わっている前提で話すと、面談は噛み合わない。
逆に、カウンセラーに伝えたことが講師に届くかどうかも、確認しないと分からない。
面談の終わりに「これは講師に伝わりますか」と一言足すだけで、伝達の有無がはっきりする。
伝わらない仕組みなら、次のレッスンで自分から講師に言えばいい。
講師へのフィードバックを受講中カウンセリング経由で伝える言い方
講師への要望は、本人に面と向かっては言いにくいことがある。
面談は、その要望を第三者経由で渡すための場として使える。
このとき、不満の形ではなく要望の形に直しておく。
| 伝えたい中身 | 不満の形 | 要望の形 |
|---|---|---|
| 説明が長い | 先生の説明が多すぎる | 自分が話す時間をもっと増やしたい |
| 訂正が少ない | 間違いを直してくれない | 細かい文法も止めて直してほしい |
| 話題が合わない | 授業がつまらない | 仕事の会議の場面を題材にしたい |
| 進むのが速い | ついていけない | 一つの単元に二回かけたい |
要望の形にすると、講師個人の評価ではなく授業の設計の話になる。
設計の話であれば、担当者は具体的な指示として講師へ渡せる。
不満の形で伝えると、担当変更の話にすり替わって、授業の中身は変わらないまま終わることがある。
担当そのものを替えたいときは、遠回しにせず替えたいとはっきり言う。
講師の交代は受講者の権利として扱っているスクールが多い。
教材やコースの変更を相談できるタイミング
教材が合っていないと感じたとき、途中で変えられるかどうかはスクールによる。
ただし、相談が通りやすい時期には共通点がある。
- 使っている教材が一冊終わったとき
- コースの更新や契約の更新が近いとき
- 担当講師が替わったとき
- 仕事や進学で目的や期限が変わったとき
区切りの時期に出した相談は、手続きとして処理しやすい。
区切りの途中で言うと、残りの回数や差額の扱いが発生して判断が重くなる。
重くなると、検討しますで終わって次の面談まで持ち越される。
変更の可否・かかる費用・いつから反映されるかの三つは、口頭ではなく書面で確認する。
教材費が別途かかる場合は、金額が税込か税抜かも合わせて確認しておく。
書面と言っても、メールで一往復すれば記録として十分に残る。
受講中カウンセリングで追加受講や上位コースを勧められたときの持ち帰り方
面談の後半で、追加のレッスンや上位コースを勧められることがある。
勧められること自体は、おかしなことではない。
伸ばすための提案として妥当な場面もある。
決め方だけ先に用意しておけば、その場で困らない。
- その場では決めないと最初に伝える
- 総額・回数・期限を書き取る
- いまのコースでは足りない理由を具体的に聞く
- 持ち帰って一日置いてから返事をする
その場で決めないと宣言しても、面談の空気は壊れない。
「今日中なら」という条件を出されたときは、その期限を書面で確認してから判断する。
計算は月々ではなく総額でする。
たとえば月々一万円(税込)の追加を二十四回続ければ、総額は二十四万円(税込)になる。
月々の一万円と総額の二十四万円では、判断が変わる人のほうが多い。
目標が現実に合わなくなったときの下方修正の伝え方
入会時に立てた目標が、半年たって現実に合わなくなることがある。
異動で担当が変わった、留学の予定が消えた、試験の日程がずれた。
このとき、目標を下げると言い出しにくいと感じる人は多い。
目標の修正は失敗の報告ではなく、計画の更新だ。
言い方は「達成できませんでした」ではなく「前提が変わったので組み直したい」でいい。
| 変わった前提 | 元の目標 | 組み直した目標 |
|---|---|---|
| 海外赴任が白紙になった | 半年で会議を英語で仕切る | 一年で会議の要点を英語で説明する |
| 残業が増えて自習が減った | 毎日一時間の自習 | 平日十五分と土曜一時間 |
| 試験の日程が半年ずれた | 三か月後に受験 | 基礎を三か月やり直してから受験 |
| 担当業務がメール中心になった | 会話中心の練習 | 書く練習と定型表現の習得 |
高すぎる目標を放置すると、毎回の面談が達成できていないことの確認だけで終わる。
届かない目標は、通うこと自体を苦しくする。
組み直した目標を面談で共有しておけば、提案される教材も変わる。
受講中カウンセリングの記録を自分でも残す理由
面談の記録はスクール側にも残っている。
ただしそれは相手の書式で、相手の目的のために書かれたものだ。
受講者が見せてもらえるとは限らないし、次の担当者が読むとも限らない。
自分の言葉で残した記録が無いと、次の面談で前回の合意を再現できない。
三か月あくと、何を決めたかは驚くほど思い出せなくなる。
| 記録する項目 | 書く量 | 次回での使い道 |
|---|---|---|
| 日付と担当者の名前 | 一行 | 担当交代の確認 |
| 決まったこと | 一行 | 前回の続きから始める |
| 自分が次回までにやること | 一行 | 実行できたかの確認 |
| 相手がやると言ったこと | 一行 | 約束の行方の確認 |
| 保留になったこと | 一行 | 蒸し返すための材料 |
保留になったことを書き残さないと、その話はそのまま消える。
記録はメモアプリの一ページで足りる。
面談の直後にやる3分の作業
面談が終わったら、席を立つ前に三分だけ使う。
- 決まったことを一行で書く
- 次回までに自分がやることを一行で書く
- 相手がやると言ったことを一行で書く
この三行があれば、次の面談は前回の続きから始められる。
記憶が新しいうちに書けば、三分で終わる作業だ。
帰りの電車で書こうとすると、数字と固有名詞から先に落ちていく。
その場でスマートフォンに打ち込むのがいちばん早い。
打ち込んでいる間に相手が待つことになるが、記録を取る受講者を嫌がる担当者はまずいない。
面談の前日に15分でやる準備
準備は前日の十五分で足りる。
- 数字を三つ書き出す(受講回数・自習時間・詰まった回数)
- 詰まった場面を二つ書く
- 次の一か月で変えたいことを一つ書く
- 聞きたいことを三つ書く
この四項目が並んだ紙が一枚あるだけで、面談の主導権はこちらに移る。
書き出す作業そのものが、自分の現状の棚卸しになる。
書いている途中で、面談を待たずに解決することも出てくる。
準備なしで行った面談は、次の面談でも同じ話から始まることになる。
十五分の準備で三か月の中身が変わるなら、割に合う作業だ。
面談の頻度が合わないときの申し出方
面談の頻度はスクール側が決めていることが多い。
三か月に一回がちょうどいい人もいれば、間が空きすぎると感じる人もいる。
合わないと感じたら、理由を添えて申し出る。
| 合っていない状態 | 申し出の言い方 | 代わりの手段 |
|---|---|---|
| 間が空きすぎる | 一か月後に十五分だけ時間をもらえますか | メールでの短い相談 |
| 回数が多くて負担 | 次回は飛ばして半年後にしたい | 必要なときにこちらから連絡 |
| 時間が長すぎる | 三十分ではなく十五分で終わらせたい | 議題を一つに絞る |
| 時間帯が合わない | オンラインで夜の時間に変えたい | 電話での面談 |
頻度と長さは、交渉できる項目として扱われていることが多い。
ただし契約に面談の回数が含まれている場合、減らすと払った分の権利を使い切らないことになる。
減らすより、一回を短くしてもらうほうが扱いやすい。
短くする代わりに、議題は先にメールで送っておく。
担当カウンセラーが替わったときの引き継ぎ確認
担当者は、異動や退職で替わる。
替わった直後の面談は、話が最初の地点まで戻りやすい。
確認することは二つだけだ。
- 前任者との合意事項がどこまで引き継がれているか
- 記録として何が残っているか
自分の記録を持っていれば、引き継ぎの穴はその場で埋められる。
前回の日付と決めたことを読み上げれば、新しい担当者はすぐ追いつける。
引き継がれていない前提で話し始めるほうが、結果として早く終わる。
前任者に伝えていた要望のうち、まだ実現していないものは、もう一度出し直す。伝えた事実ではなく、実現したかどうかで判断する。
新しい担当者には、自分の目的をもう一度一文で伝えておく。
受講中カウンセリングがないスクールでの代わりの作り方
受講中の面談が制度として無いサービスもある。
オンライン中心のサービスや、月謝制の教室に多い。
その場合は、同じ働きを自分で作る。
- 三か月に一回、自分の予定表に三十分の振り返りを入れる
- 数字・詰まった場面・変えたいことを同じ書式で書く
- 講師へは毎回のレッスンで要望を一つだけ直接伝える
- 教材やプランの変更はサポート窓口へ書面で相談する
面談の正体は「立ち止まって計画を書き換える時間」なので、相手がいなくても半分は成立する。
残りの半分、つまりコースや教材の変更だけは自分では決められない。
自分では決められない部分は、窓口へ一度必ず投げておく。
返事の速さと具体性そのものが、そのサービスの対応力を測る材料になる。
返事が返らないサービスは、続けるかどうかの判断材料が一つ増えたということだ。
受講中カウンセリングでよくある3つの誤解
面談を使いこなせない理由の多くは、面談の性質の誤解から来ている。
①面談は受講者を評価する場だ
面談で成績が付くことはない。
進み具合の確認はあるが、それは評価ではなく現在地の把握だ。
評価される場だと思って身構えるほど、出せる情報が減っていく。
②要望を出すと面倒な受講者だと思われる
要望を出す受講者は、続ける意思がある受講者として扱われる。
何も言わずに静かに辞めていく受講者のほうが、スクール側にとっては扱いにくい。
要望は、続けるための調整として出せばいい。
③面談で決めたことは次まで変えられない
決めたことは、途中で合わなくなったら変えていい。
変えるときに一言メールを入れておけば、次の面談で説明が要らなくなる。
計画は一度決めたら守るものではなく、合わなくなったら直すものだ。
受講中カウンセリングが機能しているかを測る3つのサイン
面談がうまく使えているかどうかは、感覚ではなく三つのサインで測れる。
- 前回の面談で決めたことが、今回の話題に出てくる
- 数字を使って現状を話している
- 次回までにやることが一つ決まって終わる
三つそろっていれば、その面談は計画の修正として働いている。
一つも当てはまらない場合は、面談ではなく雑談の時間になっている。
サインがゼロの面談が二回続いたら、やり方を変えるか頻度を見直す。
変えるのは相手ではなく、まず自分の持ち込み方からでいい。
持ち込み方を変えても何も動かないときに、はじめて担当や頻度の話になる。
英会話スクールの受講中カウンセリングでよくある質問
面談は断ってもいいですか
断っても受講そのものには影響しない。
ただし、コース変更や講師変更を相談できる機会も同時に減る。
断り続けると、こちらの状況が一切共有されないまま契約期間だけが進む。
何を話せばいいか分かりません
数字を三つと、詰まった場面を二つ持っていけば、それだけで三十分は埋まる。
話すことを考えるのではなく、材料を書き出すほうが早い。
講師の変更をお願いしても大丈夫ですか
相性の問題は起こるものとして扱われているので、申し出ること自体に問題はない。
言いにくければ、変更ではなく「別の講師のレッスンも受けてみたい」から入る。
追加の契約を勧められるのが苦手です
最初に「今日は決めません」と伝えておけば、提案は情報提供として受け取れる。
総額と回数と期限だけ書き取って持ち帰れば、その場の判断は要らない。
目標を下げると退会を勧められませんか
目標の修正は継続のための調整なので、退会の話とは別物だ。
むしろ届かない目標を抱えたまま通うほうが、途中でやめる理由になりやすい。
面談にメモを持ち込むのは失礼になりませんか
メモを持ち込む受講者は、準備をしてきた受講者として扱われる。
その場で記録を取ることも、同じように問題にならない。
オンラインの面談でも同じやり方でいいですか
やり方は同じで、材料を先にメールで送っておくと画面共有の手間が省ける。
オンラインのほうが記録は残しやすく、決まったことをその場で文字にして共有できる。
家族に相談してから決めたいのですが
総額と回数と期限を書き取って持ち帰れば、そのまま相談の材料になる。
口頭の記憶だけで伝えると、数字がずれて話が噛み合わなくなる。
まとめ|英会話スクールの受講中カウンセリングは持ち込む材料で決まる
受講中の面談は、放っておけば近況報告になる。
- 前日に十五分で、数字三つ・詰まった場面二つ・変えたいこと一つを書き出す
- 面談の議題を一つに決めて席に着く
- 数字から先に出して、話の土台を事実にする
- 講師への要望は不満ではなく要望の形で渡す
- 追加の提案は総額と回数と期限を書き取って持ち帰る
- 目標が合わなくなっていたら、その場で組み直す
- 席を立つ前に三分で、決まったこと・自分の宿題・相手の宿題を書く
この七手順は、どのスクールの面談でも同じ順番で使える。
全部合わせても、準備十五分と記録三分で終わる。
十八分の作業で、次の三か月の中身が決まるということになる。
材料を持たずに座った面談は、担当者が誰であっても雑談で終わる。
逆に、材料さえ持っていけば、担当者が新任でも話は前に進む。
面談は、受けるものではなく使うものだ。
使い方を決めておけば、通っている期間そのものが設計され直していく。

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