
アクエス英会話(AQUES)を調べていると、必ずメンタリストDaiGo氏の名前に行き当たります。
そこで多くの人が立ち止まります。「有名人が出ているから安心していいのか」「有名人が出ているから逆に身構えたほうがいいのか」——判断の材料がほしいのに、その材料がどこにも落ちていないからです。
この記事は、その1点だけを検証します。DaiGo氏の起用は、実際に申し込みを検討した人の判断に、どう効いたのか。
- お試し7日間を実際に受けた小川汐里さん(元看護師・0歳と2歳を育てながら受講)の回答用紙(受講の直前と直後に記入)
- 受講後におこなった本人へのインタビュー動画の書き起こし
- アクエス英会話の公式ページの記載(2026年9月12日に取得)
この3つ以外のことは書きません。DaiGo氏本人への評価や、ネット上のうわさ話は一切扱いません。
結論:アクエスのDaiGo起用は、この人の申し込み判断を動かさなかった
先に結論を書きます。
今回話を聞いた小川汐里さんについて言えば、DaiGo氏が広告塔であることは、受けるか受けないかの判断にまったく影響していませんでした。
インタビューでのやり取りが、そのまま答えになっています。
「私としては、その、誰々さんがアンバサダーやってるからこの企業を信頼するとか、特にそういう考えはなくて。なので、特にDaiGoさんだからどうとかっていうのは特に思わなかった」
取材者が「DaiGoさんがいるかいないかについては、選択の影響はなかったということですね」と念を押したのに対しても、本人は「そうですね」とだけ答えています。
ここで大事なのは、彼女がDaiGo氏を嫌っていたから影響しなかった、のではないという点です。好きでも嫌いでもなく、そもそも判断の材料にしていませんでした。
もちろん、これは1人の証言です。全員がこうだとは言えません。ただ、「有名人が出ているかどうかは加点にも減点にもならない層」が確実に存在することは、この1件で確かめられました。
アクエスを7日間受けたのは、どんな人だったのか
証言の重みは、話した人が誰かで決まります。先に人物を出しておきます。
| 項目 | 本人の申告 |
|---|---|
| 経歴 | 北海道出身。看護師として5年間勤務し、現在は専業主婦 |
| 家族 | 0歳と2歳の子どもを育てながら受講 |
| 英語の資格 | 英検準2級。海外旅行の経験はなし |
| 英語を使った経験 | 勤務先が外国人スキー客の多い病院で、冬季は1日3〜4人の看護にあたっていた |
| 自己申告のレベル | 「初級レベルだったら話せる」 |
| 受講した形 | お試しレッスン7日間 |
ここが大事なところです。彼女は超初心者ではありません。中学・高校の英語のテストは毎回90点台だったと書いており、学生時代にはゲストハウスで外国人宿泊者と何週間も話をしていた経験もあります。
一方で「ネイティブの方の言っていることが分からない。5単語以内の短い文章であれば理解できるが、それ以上の長い文章になると全く理解できなくなってしまう」とも書いています。
つまり読み書きの土台はあるが、会話が止まるタイプです。この立ち位置は、あとの評価にそのまま効いてきます。
アクエスの体験レポーターが持っていたDaiGoへの印象
影響しなかった理由を読み解くには、まず彼女がもともとDaiGo氏をどう見ていたかを知る必要があります。
受講前に書いてもらった回答用紙には、こうあります。
「特になんとも思わない。いくつかDaiGoさんの書籍を読んだことがあるが、論理的で分かりやすい文章を書かれていて良いなと感じました。好きというほどではないけど嫌いではないです」
「最初テレビに出始めた頃はメンタリスト=相手の心理を読み取るマジシャンみたいな雰囲気でしたが、書籍を読んだりYouTubeを少し見てみたりして、ロジカルに物事を考えられるだけでマジシャンでも超能力者でもないのだなぁという印象を受けました」
受講後のインタビューでも、ほぼ同じことを話しています。
「よくテレビとかで、なんかマジックみたいなことをしてる印象で、頭がいい人なんだなみたいなふうに思ってました」
「書籍とかを何回か読んだことがあって、すごい論理的に考えられる人なんだなっていうふうに思ってて、特に悪い印象とかはなかった」
つまり出発点は「中立」でした。ファンでもアンチでもありません。
なお、インタビューでは過去の炎上についても質問が飛んでいます。それに対する答えは「その炎上してた話は今回のことまで知らなかったんですけど、DaiGoさんの存在自体は知ってました」でした。
広告塔としてのDaiGo氏を語るとき、ネット上では炎上の話が前提のように扱われがちです。しかし実際の検討者は、その話自体を知らないまま申し込んでいました。
「DaiGoが勧めているから」はアクエスの判断材料にならなかった理由
ここが、この記事でいちばん読んでほしいところです。
「DaiGo氏が広告塔であることをどう思うか。良い効果か、悪い効果か」という質問に、彼女はこう書いています。
「特になんとも思いませんでした。DaiGoさんが勧めているから良いとも悪いとも思いませんでした」
「どうせ案件として収入を得て名前を出しているだけに過ぎないのだから、本当に推奨しているかどうか分からない、というふうに私は考えているので」
そのうえで、「あの人が推奨しているからやってみようかな」とも、「あの人がおすすめしているのはなんだか嫌だからやめておこう」とも考えにくい、と続けています。
これは、広告としての有名人起用に対するきわめて冷静な受け止め方です。
有名人の起用は、知らない会社の名前を一度だけ見てもらうところまでは届いています。
しかし「だから信用する」までは連れていけていません。少なくとも今回の1人については、そこは完全に切り離されていました。
アクエス英会話を検討していて、「DaiGo氏が出ていること」をプラス材料にもマイナス材料にも数えたくない人は、この人と同じ立ち位置に立てば良いということになります。判断は別の材料でやる、ということです。
アクエスのDaiGo版ページを、彼女はどこまで読んだのか
インタビューでは、彼女が実際に開いたページについても確認が入っています。
取材の中では「DaiGoさんの方の公式サイト」と「滝川クリステルさんの方の公式サイト」という2つの言い方が出てきます。彼女が見たのは前者だけでした。
| 確認された項目 | 本人の回答 |
|---|---|
| DaiGo側のページを見たか | 「はい、見ました」 |
| 滝川クリステル側のページを見たか | 「見てないです」 |
| ページを下まで読んだか | 「下まではちゃんと見てない」 |
取材者自身が「すごく長い公式サイトなんですけど」と前置きしたうえでの質問に対して、「下まではちゃんと見てない」という答えが返っています。
ここは、検討する側として押さえておく価値があります。
有名人の顔で開いたページを、人は最後まで読んでいません。実際に申し込んだ人ですら、そうでした。
つまり「有名人が出ているページを見たから内容を理解した」という状態にはなっていないということです。料金も回数も時間帯も、ページを眺めただけでは頭に入りません。
なお、滝川クリステル氏についての印象も聞かれており、「おもてなしのイメージが強いですね」「特にネガティブな印象とかはなく、お綺麗な人だな」と答えています。こちらも、良くも悪くもない中立でした。
アクエスで実際にブレーキになったのはDaiGoではなく金額だった
では、彼女の足を止めたものは何だったのか。
答えははっきりしています。お試しレッスンの金額です。
「ただ、そのお試しレッスンで2万円っていうのすごい高いなと思って」
DaiGo側のページを見た感想として最初に出てきたのが、この一言でした。有名人の話ではなく、金額の話です。
受講前の回答用紙にも、同じ趣旨のことが書かれています。
「他のオンライン英会話と差別化したこだわりなどがたくさんあるため、価格が高騰してしまうのも仕方がないとは思うのですが、本当に価格に見合った成果が得られるのか?と不安に感じてしまう」
広告塔が誰であるかより、「その金額を払う価値があるのか」のほうが、はるかに強いブレーキになっていました。
これはアクエス英会話に限った話ではありません。ただ、有名人起用がここまで話題になるサービスで、当の検討者が見ていたのが金額だけだったという事実は、記録しておく価値があります。
アクエス公式が2026年9月12日時点で出している数字
彼女が「高い」と言った金額が、いま実際にいくらなのかを確認します。以下はすべて2026年9月12日に公式ページで直接確認した内容です。
| 項目 | 公式ページの表示 |
|---|---|
| お試しレッスン | 7回×50分/¥19,800 |
| 支払い方法 | クレジットカードまたは銀行振込 |
| 本コースの金額 | 439,780円(週3回/年間144回)〜591,580円(週7回/年間336回) |
| 完走率 | 97%以上 |
| 1回のレッスン時間 | 50分〜150分 |
| 受講できる時間帯 | 5:00〜25:00 |
| 予約の変更 | 24時間前まで |
| 予習・復習 | 0時間 |
| 勧誘について | 「AQUESは無理な勧誘などは一切いたしません」 |
| 日程の連絡方法 | 「日程連絡は電話にて行います」(電話 03-6821-1437) |
なお、公式の表示は「¥19,800」という形で、税込・税抜の別は書かれていませんでした。本コースの439,780円〜591,580円についても同様です。
彼女が言った「お試しレッスンで2万円」は、この¥19,800を丸めた言い方だと読めます。つまり証言と公式表示は食い違っていません。
アクエス英会話を検索すると、いまも公式より大幅に安い体験価格や、支払ったお金が後から戻ると読める説明を載せたページが出てきます。
しかし2026年9月12日に公式ページを3回確認しても、そうした記載は見つかりませんでした。古い情報がそのまま残っている可能性が高いので、金額は必ず申込フォームの表示で確かめてください。
アクエスのページを見ただけでは分からなかった4つのこと
有名人の名前でページを開き、そのまま申し込んだ場合、何が抜け落ちるのか。
彼女の回答用紙には、申し込んだあとで初めて知って驚いた点がいくつも書かれていました。ここは、有名人の顔が並ぶページを眺めているだけでは絶対に出てこない情報です。
1|お試しは連日では受けられない(中2日が必要)
「day2やday3を早めに受けようと思って予定を開けていたのですが、中2日空けないといけないらしく、すぐに受けられないのが残念だと感じました」
「お試しレッスン申し込み時にも、そのような案内は見かけなかったので、予定を空けていた2日間が空白になってしまい残念でした」
申し込みの前に知りたかった、と本人がはっきり書いている数少ない項目です。まとまった休みを取って一気に受けるつもりの人は、先に確認しておく必要があります。
2|お試しと本会員で受けられる時間帯が違う
彼女の回答用紙には、本会員は日曜祝日を問わず朝5時から深夜1時まで受けられるが、お試しレッスンは朝9時から23時までだったと書かれています。
「私のような子育て中で子供の寝ている時間に受講したい人や、朝活の一環としてオンライン英会話をしてみたいから続けられるかどうか1週間お試ししてみよう、と考えている人にとっては残念に感じる」
公式ページに表示されている5:00〜25:00という時間帯は本コースのものです。早朝に受けられるかどうかを決め手にしている人ほど、この差は効いてきます。
3|発音練習は省けない(短縮はできる)
彼女は毎回10分ほどの発音練習について「自分には簡単すぎて時間がもったいない」と感じ、省略できないか運営に相談しています。
「大事なレッスンなので省くことはできませんよ、というのが運営側からの返事」
「10分やっていたのを5分に短縮することはできるけど、省くことはできないよ、という返答だったので、その点はちょっともったいないなと思いました」
短縮は可、省略は不可。これは、カリキュラムが人によって変わらないという設計そのものの話です。
4|初回は日本人講師で、英語はほとんど話さない
1日目について、彼女はこう書いています。
「アクエス英会話についての特徴の説明が30分程度、英会話レッスンは5分程度だったと思います」
「初回は日本人講師なので、あまり不安にならず安心して受講して大丈夫です」
1日目で英語漬けになると身構えている人には、良い意味で予想外の情報だと思います。ただし裏を返せば、7回のうち1回は説明にあてられているということでもあります。
アクエスの評価を実際に動かした4つ(本人が10点をつけた項目)
DaiGo氏の起用が判断を動かさなかったとすれば、何が動かしたのか。
インタビューでは、項目ごとに10点満点で採点してもらっています。満点が4つ出ました。
1|運営事務局のレスポンス(10点)
「夜10時とかにこっちがメッセージを送ったとしても、11時ぐらいにはメッセージ帰ってきてたりとかして、すごいなと思いました」
「メールみたいにすごい長ったらしい文章でもなく、簡潔で分かりやすくて良かった」
「遅くても2時間以内には返事が返ってくる」「早いときは10分もかからない」とも話しています。有名人の名前ではなく、こういう体験が評価を作っていました。
2|日本人講師の対応(10点)
「途中で子どもが乱入してきたりとか、ちょっとぐずったりとかもしてたんですけど、『大丈夫ですか』というふうにすごい気にかけてくださったりして」
「レッスン中も、途中でいなくなったりしても大丈夫ですからね、と声をかけてくださった」
3|フィリピン人講師の対応(10点)
授乳のためにカメラを無言で切ってしまった場面について、こう話しています。
「全然そのことに驚かれた様子とかも特になく、レッスン続けてくださりました」
講師は3名と話し、全員について「フレンドリーで優しくて親切」と答えています。
4|勧誘のなさ(10点)
「何か無理に入りましょうみたいなのは特になかったです」
「他のスクールさんとちょっと比較して検討したいというふうに伝えたら、それ以上は何も無理に勧めてこなくて、良かったと思います」
これは、公式ページの「AQUESは無理な勧誘などは一切いたしません」という記載と一致しています。公式が書いていることと、実際に受けた人の証言が揃った数少ない項目です。
ただし、入会案内そのものが無かったわけではありません。本人は「今入会したら入会金が割引になる、という案内はあった」とも話しています。案内はあるが、押し切ってはこない、という形でした。
アクエスのDaiGo起用をどう受け取ればいいか
ここまでを整理します。
| 論点 | この取材で分かったこと |
|---|---|
| DaiGo起用は申し込みの決め手になったか | なっていない(良くも悪くも判断材料にしていない) |
| DaiGo起用は不安材料になったか | なっていない(過去の炎上自体を知らなかった) |
| 実際にブレーキになったもの | お試しレッスンの金額 |
| 実際に評価を上げたもの | 事務局のレスポンス/日本人講師/フィリピン人講師/勧誘のなさ(いずれも10点) |
結局のところ、有名人の名前は「入口」であって「決め手」ではありませんでした。
アクエス英会話を検討している人がやるべきことは、有名人の名前について悩むことではなく、次の3つを自分の手で確かめることです。
- お試しレッスンの金額が、いまいくらなのか(申込フォームの表示で確認する)
- 受けられる時間帯が、自分の生活に合うのか(本コースは5:00〜25:00と表示されている)
- 決まったカリキュラムを1年続ける形が、自分に合うのか
3つ目については、小川さん自身が「個人個人に合ったカリキュラムではない」という点を最大のデメリットとして挙げています。ここは、有名人の起用とはまったく別の軸の話です。
アクエスとDaiGoについてよくある質問
アクエス英会話はDaiGoが運営しているのですか?
いいえ。今回の取材とアクエス英会話の公式ページの記載からは、DaiGo氏が運営者であるという情報は出てきていません。取材の中では「DaiGoさんの方の公式サイト」という言い方で紹介ページが存在することが確認されているだけです。
アクエスのDaiGo起用は信用の材料になりますか?
今回話を聞いた受講者については、なりませんでした。「誰々さんがアンバサダーをやっているからこの企業を信頼するとか、特にそういう考えはない」と答えています。判断は金額とカリキュラムで行うのが確実です。
アクエスのお試しレッスンはいくらですか?
2026年9月12日時点の申込フォームには「お試しレッスン7回×50分」で「¥19,800」と表示されています。税込・税抜の別は表示されていません。支払い方法はクレジットカードまたは銀行振込です。金額は変わることがあるため、申し込む前に必ず公式の表示を確認してください。
アクエスの本コースはいくらですか?
2026年9月12日時点のお試しレッスン紹介ページには、439,780円(週3回・年間144回)から591,580円(週7回・年間336回)と表示されています。こちらも税込・税抜の別は表示されていません。
アクエスは勧誘がしつこいですか?
公式ページには「AQUESは無理な勧誘などは一切いたしません」と書かれています。今回の受講者も勧誘のなさに10点満点をつけており、「他のスクールと比較して検討したいと伝えたら、それ以上は勧めてこなかった」と話しています。ただし入会金の割引案内自体はあったとのことです。
自分に合うオンライン英会話を比べたい方は、オンライン英会話のおすすめを1本の記事にまとめています。↓

まとめ|アクエスを選ぶかどうかはDaiGoの外側で決まる
この記事で確かめたのは、たった1人の証言です。それでも、はっきりしたことがあります。
実際に申し込んだ人は、DaiGo氏の名前を判断材料にしていませんでした。見ていたのは金額であり、実際に評価を決めたのは講師と事務局の対応でした。
有名人の起用について悩んでいる時間があるなら、申込フォームを開いて、いま表示されている金額を自分の目で見るほうが早いと思います。
そして、その金額を見たうえで「決まったカリキュラムを1年続ける形が自分に合うか」を考える。順番はそれだけです。



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